恩を返す
学生だった私たちは、国内外の先輩作家たちのデモンストレーションやレクチャーに出会いました。その技術、その精神、そしてガラスから立ちのぼる熱に、心を強く揺さぶられた——「ガラスの世界へ」私たちを導いたのは、まぎれもなくあの背中でした。
あれから二十数年。気づけば私たち自身が、当時の先輩方と同じくらいの年齢になっています。ガラスの教育機関で、あるいは自らの工房で、それぞれが後輩たちと向き合う日々のなかで、ふと思うのです——今度は、私たちが手渡す番なのだと。受け継いだ技術と精神、そしてあの日の感動を、次の世代へ。同じ思いを抱く11人が集い、Glass Around 70's は結成されました。
力を合わせる
私たちのデモンストレーションは、吹きガラスにとどまりません。キルンワーク、コールドワーク——ガラスの多様な表現を一つの場に持ち込みます。
ただ、「取り入れる」とひと言で言っても、ガラスという素材には越えるべき制約がいくつもあります。だからこそ、メンバー一人ひとりが持ち寄る知恵と技術を組み合わせて、一つひとつ解いていく。この引き出しの多彩さこそが、GA70's の最大の強みです。
新たな挑戦
限られた時間のなかで、一人ひとりが力を尽くし、新しい表現へと踏み出す。デモンストレーションの場ごとに、ガラスの性質も、炉の温度も、設備も変わります。その都度、与えられた条件で最善を尽くす——それが、私たちのプライドです。
1970年代に生まれた私たちは、ガラスと向き合いはじめてから20年以上の時間を重ねてきました。それでも、いえ、だからこそ、確かに言えることが一つあります。私たちは誰よりも、ガラスの可能性を信じている。
デモの後、集合写真を撮ることにしています。 デモば無事に終わって、ホッとした顔です。